Raspberry PiでLチカするの話

前回、電子工作入門のLチカを紹介しました。
Lとチカとは!の話(2021年12月28日)

今回は実際にRaspberry piにてLチカを簡単に実装してみます。

Raspberry piではGPIOの出力にLEDセット(LEDと抵抗)を付けることで制御可能なLチカが可能になります。

Lチカセットを組む

LEDと抵抗を接続する配線を作ります。
ま、組むレベルではないですな。
ブレッドボードに差し込んで、出ているかは、3.3Vを出力で光るかを確認すると便利です。

今回はGPIOは21ポートを利用します。

わかりづらいですが、raspberry piのUSB側の二つ使用します

こんな感じで適当に組み上げます

回路が3.3V固定で動くことを確認すると、次に制御可能なポートから出力してみたいと思います。

普通に出力でしたらGPIOのどのポートでも良いのですが、GND(grand)と並んでいるGPIO21にしました

GPIO21番での制御は以下の感じです。
 ・ 出力信号を送ると3.3Vが流れるため、光ります
 ・ 停止信号を送ると消えます

ピン配列はこんな感じです

出力方法コマンド

実際にGPIOを使って出力してみましょう。

今回はポートを直接いじって出力させます。
実際はプログラム言語で使うでしょうな…

GPIOポートの利用を宣言と解放

初めにGPIOポートを使うぞと宣言します。

$ echo 21 > /sys/class/gpio/export 

使わない時は解放します。解放の宣言はunexportを使います。

$ echo 21 > /sys/class/gpio/unexport 

GPIOの設定

GPIOポートのモードを切り替えます、今回は普通の出力(OUT)なのでoutを入れます。

$ echo out > /sys/class/gpio/gpio21/direction

信号を出力制御をする

信号の送信は1 / 停止は0を指定します。

$ echo 1 > /sys/class/gpio/gpio21/value
$ echo 0 > /sys/class/gpio/gpio21/value

これで十分ですね

終いに

今回はraspberry piのLチカを紹介しました。

ま、基本的にポートを直指定した出力はしないかなと思いますが、今回はしてみました

次回は… Lチカの出力をpython/pi4jとかでするってのかな?

ツールなどメモ

調査検索

GPIOの出力すると何ボルトだっけ?の調査

GPIO Output HIGH voltage
=> 3.3V ( total 50mA )

実際に計測してみる

出力なし (0.0V)

出力あり (3.291V)

Raspberry piのピン配列

Raspberry Pi Documentation - Raspberry Pi OS

ツール

Fritzing ver 0.9.4 : https://fritzing.org/